# 109

やー、俺は地球からやってきた
俺は、愛と嫌悪の世界からやってきた
そこは、逃げ口が運命のねじれだった
そこは、死が生活のための食べ物だった
そこは、与えることが暗黙の贈り物だった
俺は、隔てられた橋の世界からやってきた
そして、そこは、川がただ流れていた
そこには、化学薬品が隠されていた
俺は、空が公害の腰掛だった世界からやってきた
また、刑務所は単なる解決策でしかなっかった
寄付が殺人者になる世界
そして、若さは聞こえない声である
俺は、君主と大統領の世界からやってきた
そこは、証拠が真の支配でない
精神の自由
日が経つにつれ冷たい
俺は、もうこれ以上ない世界からやってきた
俺は、金持ちと貧乏の世界からやってきた
ふっとたやつとやせたやつ
そこは他人が休日の食事を分けるにつれて
子供が餓死する
俺は、おもちゃが銃やナイフのようになっている
世界からやってきた
子供心への贈り物
そこでは、彼らは君にサンタクロースの存在を信じるよう教えます
しかし、絶対に君に自分自身を信じることを教えない
俺は、君を愛します
俺は、秩序と混乱の世界からやってきた
そこは境界を越えることが一目で撃つことを意味する
そこじゃ、安全はギャングの視界からでる闇である
俺は、光を注ぐためにきた
俺達は仲良くできないのか
俺は、世界からやってきた
おれは、もうこれ以上ない世界からやってきた
俺は、何百万の行進の世界からやってきた
そして200の夏休みのために色々なドラマーに歌を歌った
貧困と絶対多数の世界
少数と最後の優先の一線
秘密の女子学生クラブや会員のみ
そこは、年上の人が孤独に死ぬ
俺は壁が引き裂かれた世界からやってきた
お墓が作られたとき
地球温暖化は警告だった
最後の日は近い
しかし、誰一人として聞こえていない
彼らの無学さのなかから
単に君が着きているものだけ
毒は、君の髪を染めていった
そして、大気に穴をあけた
オゾン層
俺は、これ以上ないプレイヤーになりたくない
君達が心配していることは得点だ
俺は、せかいからやってきた
俺は、もうこれ以上ない世界からやってきた

 はじめに
 いまようやく、世界全体に「地球を大事にしよう」という気持ちが高まり、一昨年(19 97年)に京都で地球の温暖化を防ぐための温暖化防止会議が開かれた。
 ここでは主に温暖化について取り上げるが、他にもオゾン層の破壊、酸性雨、砂漠化の 進行、熱帯雨林の減少、大規模海洋汚染などがあり、さらにダイオキシン、ゴミ問題、河 川の汚濁などが身近にある。

温暖化について

<温暖化の原因>

温室効果ガス:地球温暖化の原因は温室効果ガスとされている。大気中に微量に含まれ る二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)、対流圏 オゾン(O3)、クロロフルオロカーボン(フロン:CFC)などを指す
  温暖化の原因とされる温室効果ガスだが単純に悪者ではない。温室効果ガスの作用により 地球は適温に保たれているのだ。太陽から地球に届くエネルギーは地表に吸収されて熱と なる。この熱は地面から赤外線として宇宙へ放射されるが、一部は温室効果ガスに吸収さ れ再び地表へと戻っていく。
大気中に温室効果ガスが全くなければ平均気温はマイナス18度になるそうだ。33度も 上げてくれている訳だ。しかし温室効果ガスが今よりも増えると、気温が上がりすぎると いう問題が出てくる。

<温暖化の進行>

温室効果ガスの増加の原因は人類の産業活動の活発化にある。18世紀の産業革命を境に 産業活動が活発になり、石炭や石油などの化石燃料を大量に使用するようになった。第2 次大戦以降の温室効果ガス排出量の増え方は大きく、1950年当時の4倍になってい る。それにつれて大気中の濃度も上昇してきた。
温暖化は徐々に進行しており、今世紀において平均気温は0.3〜0.6度、海面は10 〜25cm上昇している。西暦2100年のCO2濃度が西暦1990年の約2倍となる場 合の予測では、最悪のケースで気温は3.5度上昇、海面は約1m上昇し、さらにその後も 気温上昇は続くとされている。このまま気温が上昇すれば、海面上昇や異常気象など地球 環境の大規模は変化がおこる。


それによって起こる問題

 誰でも2度や3度の温度変化はいくらでも経験しているが、世界の温度が全体として1 〜2度上がるとなると、これは全く意味が異なる。

<海面上昇> 氷河の溶解や海水の熱膨張によって海面が上昇する。これによりモルジブ、バングラディ ッシュ、ナイル河口域などの低地では多くの土地が水没すると考えられ、数百万人の住民 は移動を余儀なくされる。
日本でも砂浜の9割が失われ、海面より低い土地の面積は現在に比べて2.7倍になる。 こういった地域には人も資産も集中しており、単なる土地の喪失だけでは済まない。また 新しい海岸線は海水の浸食をうけやすく、さらに海岸線が後退してしまう恐れもある。こ れを防ぐために堤防を築くとなると莫大な費用がかかる。

<異常気象と気候の変化>

気温が2度上昇すると、台風の発生が増え、破壊力も増強される。また、世界全体の気温 が一様に上がるのではなく、偏西風や海流の変化によって温度が下がる地域もあり、降水 量の大きな地域(穀倉地帯)に雨が降らなくなったり、降水量の小さな地域(砂漠)に雨 が降ったりする。
植物には環境が変わると生育不可能になるものもあり、果樹栽培や林業などに影響がでる と考えられる。また自然の植物も種子による移動では、気候の変化スピードに追いつけな いことも考えられる。なかには行き場を失って絶滅してしまうものもでるだろう。
日本の山の多くではブナが消え、関東ではケヤキが育たなくなると予想される。
気温が上昇すると熱射病などの発生率や死亡率が高まる。老人の死亡率も気温と共に上が るようだ。またマラリヤなどの流行可能域が拡大し、日本にも上陸する可能性がある。最 悪の場合、中国北部、韓国、西日本一帯までが流行危険地域に入る可能性がある。

<水循環の変化>

 気候の変化は水循環を狂わせる。全地球的な温暖化は地域間の気温差を縮めるため、大 気の循環が弱まってしまう。そのため雨雲があまり移動せず、降水量の多寡が激しくな る。そして、洪水などの自然災害が増えてしまう地域や、逆に雨が減って砂漠化する地域 が出てくるだろう。


4、対策

 近年、私たちの生活は大変便利で豊かになったが、これは資源やエネルギーを大量に使 い、生産、消費し、ゴミを大量に捨てることによって支えられている。今、私たちは自分 たちのライフスタイルを見直すことが求められている。
 まずは、いろんな無駄を減らすことが温暖化対策の第1歩だ。紙の節約、リサイクル、 省エネルギーは費用の節約と二酸化炭素を減らすことの一石二鳥である。元気のいい企業 は、国際規格(ISO)に沿った環境管理システムの導入や環境庁の作成した自己評価プ ログラムに沿った取り組みを進めている。 日本一の大企業ともいえる政府では、二酸化炭素の排出量を増やさないよう省エネなどに 加え、環境にやさしい製品の購入に取り組んでいる。率先して環境にやさしい製品を選ん で購入する企業・団体や行政機関のネットワークもできている。

<私たちにできること>

家庭の消費にともなう二酸化炭素排出量は、ガスや灯油の使用、自家用車の排気ガス、家 庭で使う電気をつくる発電所から出されるもの、日用品の製造や運搬、ゴミ処理による排 出量まで入れると、日本全体の約48%(1993年)になる。
まずは自分の暮らしを改善すべきだ。

(1)「無駄なものは買わない」「包装はできるだけ少なく」毎日の買い物にエコロジカルな視点をもつ。

(2)近所への外出を自転車または徒歩にすると、1人あたり1年間で38.6kgの二酸化炭素の削減になる。

(3)ゴミを減らすことは、資源とエネルギーの無駄づかいを減らすことにつながる。身の回りのモノは大切に使い、使えなくなったらリサイクルする。

などが上げられる。

5、感想

 近年、自動車の保有台数が増加するに従って温暖化の原因となる排気ガスが大量に大気 中に排出されるようになった。排気ガスの中には‘CO2’(二酸化炭素)が含まれてい て、今ではその排気ガスが温暖化の主流になってしまった。激増し続ける自動車による排 気ガスを押さえるために、自治体は数々の規制を行ってきたが、それでも汚染の進行を止 めることはできなかった。このように温暖化やその他の環境汚染の原因は人間が作り上げ た文明が原因なので、汚れてしまったこの地球をきれいにしていくことは、今や人間の義 務といえるかもしれない。これからは、出来るところから少しずつ努力していこうと思っ た。